浦添市城間メンタルワークサロン心音(cocoro-ne)

怒りのウラの感情とは

『感情に振り回されずに生きる』
の第5回目です


皆さん、こんにちは
心のナビゲーターMarです


前回は
『怒りは、他の誰からでもなく
自分側が元になっている』
というお話をしました。


そして今回は
怒りのウラの感情についてです

今日は、いつもより長目ですので、
頑張って読み進めてみてくださいねっ


実は…
怒りには

もう一つ大事な側面

ウラの感情と言える

もっと大切な気持ちがあるんです


それは…

「心配」「悲しみ」「寂しさ」「傷つき」
と、いった『分かって欲しい』
という気持ちです


怒りの負のエネルギーがすごいと言われる

もう１つの理由は

この
「心配」「悲しみ」「寂しさ」「傷つき」といった
本当の怒りのウラにある感情が
相手に分かってもらえない、伝わらないことで

知らず、知らずに自分の怒りが
増幅してしまうことがあるんです…


たっ、大変だぁ





ここできちんと
怒りのウラにある本当の感情も
理解していきましょう


【怒りのサイクル】
①相手の発言/出来事が起こる
↓
②自分の基準に引っかかる
↓
③ダメなコトと×判断する
↓
④怒る/怒りの言動
↓
(⑤怒りのウラの本当の感情)

すると、あなたは、
この④の怒りにエネルギーが向くので

②・③の自分が基準で怒りを判断していることには気付きません

残念ながら、
『①相手の発言や出来事が起こる→④怒る』
だと思い

相手や出来事に矛先を向けていくのです


当然のことながら
大切な『⑤怒りのウラの本当の感情』にも
気づくことができません…


自分のもう一つの感情と
大切な気持ちに気付いてください


「○○○だから、私は
【怒りのウラの感情：
心配・悲しい・寂しい・傷ついた】。
本当は、(大切な気持ち=して欲しかったコト)
だった。」


つまり、あなたが相手に分かって欲しいのは、

『怒りウラの感情』と『して欲しかったコト』
　
なんです。


◆それでは、もう少し具体的な例で
上記の怒りのサイクル①~⑤で見てみましょう。

①の出来事として
帰りの遅いパートナーにあなたが怒った時を
事例にします。

その怒りのウラには
もう１つの感情があります

A：
②③【自分の基準→判断】
『遅く帰って来るなら、連絡するのが当たり前』連絡ナシなんてありえない‼と×判断し怒る
↓
④【怒りで出た言葉】
「なんでこんなに帰りが遅いの」

⑤【怒りのウラの感情＝本当の気持ち】
「帰りが遅くてとても心配した。連絡くれたら安心したのに…」

相手に伝えたのは
「なんでこんなに帰りが遅いの」
と、言う怒りの言葉のみ

するとどうなるでしょうか…

相手は、
「なんでこんなに帰りが遅いの」
と、言われたので、遅かった理由を答えます。

ですが、あなたの本当の気持ちの
望む反応をしてもらえないことで

『違うわかってない
そんな言葉が欲しかったんじゃない』
と、更に怒りの態度をとってしまい
喧嘩が勃発してしまいます

相手が望む言動をしなかった原因は
あなたが
本当の気持ちを言わなかったことにあります。


では、次の例はどうでしょうか

B：
②③【自分の基準→判断】
待っている人(私)がいるのに0時過ぎに帰って来るなんてありえないと×判断し怒る

⑤【本当の気持ち】
「帰りが遅くて寂しかった。もう少し早く帰って来てくれたら、うれしかったのに…」

今度は、あなたの基準も相手に伝えました。
↓
②③④【自分の基準→判断＋怒りの言葉】
「私が待っているって知っているのに
0時過ぎに帰ってくるなんて信じられない
なんでこんなに帰りが遅いの」

するとどうなるでしょうか…
責められたと感じた相手は、
即、反論してくるでしょう。

当然ながら
相手はあなたの望む言動はしてくれません…






あなたが相手に分かって欲しい気持ちは
何でしょうか

一番分かって欲しいのは
怒っていることではありませんよね

どの言葉を選べば
お互いに健全なのかは一目瞭然です


文章にするとごく簡単なことに
感じられるかもしれませんが、

日常で起こりうる
あるあるな事例ではないかと思います。


いかがですか


相手にはわからない【自分の基準】は
あなたの怒りの判断基準です。

それを突然押し付けられても
相手は困ります

相手に伝えたい言葉は
【本当の気持ち】ですよね。

本当は分かって欲しい気持ちを伝えると
相手はあなたの気持ちを汲んで

きっと望む言動をしてくれることでしょう


【自分の怒りを知る３つのポイント】
①自分が怒りの反応をする
どんな『判断前基準』を持っているのか
というパターンを知ること

②『自分の本当の気持ち(怒りのウラの感情)』と
『本当はどうして欲しかったのか？』
をきちんと振り返ること

③互いに健全な状態になれるのは
自分がどの言動を選択するかを知ること


怒りは
あなたの中の基準で判断され、決まります

そして、そこには
もう一つの大切な感情があるということは
理解できました。



でも…ここで疑問が湧いてきます(゜o゜)???

怒りを判断する以前に

感情って
スイッチが入るように
出てきてしまいませんか

そんな素早い感情の反応に
どう対処すれば良いでしょうか

興味深い疑問です


と、いうことで、全7回のシリーズblogも

次回は
第6回目ということで佳境になります

いよいよ
『怒りのコントロール法』
のお話ですよぉ


本日も、心音BLOGを読んで頂き
ありがとうございました




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